
レオパレス21は、NTTコミュニケーションズ協力のもと、同社インターネットサービス「LEONET」の通信環境向上のため「IPoE方式(ネットワーク終端装置を経由せずにデータの送受信を行う比較的新しい接続方式)」を同社管理の賃貸物件約54万戸(一部物件を除く)に導入した。
「LEONET」は、同社物件に標準装備されている、入居者だけが利用できるインターネットサービス。ひとり暮らしライフをより快適にする、動画視聴やショッピング等のサービスを提供しており、部屋の価値が上がる他社にはない同社独自のサービスだ。
昨今の通信技術の急速な発展により2010年代以降高速ネットワークが主流となる中、また、新型コロナウイルス感染拡大に伴い勤労・教育・娯楽等の多くの場面でインターネットの利用が日常生活に欠かせない中、「LEONET」は既存のインフラシステム「PPPoE方式(インターネット接続時に、各回線を集約するネットワーク設備を必ず通る方式)」を使用していたことから通信環境におけるニーズとの乖離が生じており、多くの入居者から通信環境改善の意見があった。
今回、インターネット契約者に望まれるサービス提供を行うため、「LEONET」サービス提供以来初となるインフラリプレイスを実施。リプレイス後はIPoE方式を採用することにより、PPPoE方式に比べ大容量化された経路を通ることで、利用者や通信量が多い場合でも回線混雑が起きにくい、安定的な回線方式に変更した。これによりコンテンツ視聴時やビデオ会議利用時に画質、音声が安定し、より快適に利用できる等の効果が見込まれる。