2022年08月17日 16:26

日本各地で回収された海洋プラスチックごみを材料に作られるインテリア雑貨ブランド「buoy(ブイ)」を運営するプラスチックメーカー「テクノラボ」が、夏に合わせた新作を発表。プラスチックメーカーが海洋プラスチックごみ材料の新たな使い道を提案する。

海洋プラスチックごみは、海水や紫外線で劣化していることや樹脂の種類ごとの分別が困難なため、リサイクルが難しいとされてきた。しかし社会問題となっている海洋プラスチックごみを、どうにか材料として生まれ変わらせることができないか。プラスチックメーカーが研究開発し、生まれたブランドが「buoy」。

buoyの特徴は、材料を分けないで成形するため生まれる独自の模様。材料はすべて着色など行わずに成形しており、偶然生まれる色と模様は回収された漂着ごみによって決まる。また製品をコーティングしているフィルム以外、混ぜ物などせず海洋ごみでできているため、製品の重さが海洋ごみの重さとなる。

これまで、回収された場所や時期によって異なる色が特徴の雑貨アイテムを展開してきた。この夏、1年ぶりとなる新作が複数リリース。今回その第一弾として、10点の商品が8月17日公開となった。新商品として発売されるのは、buoy初のバス・トイレタリー用品「ソープディッシュ」と「歯ブラシスタンド」や、バッグのアクセントになるシンプルなキーチャーム「Geometric」シリーズ。文房具トレーのleafにインナー(仕切り)としても使えるミニサイズなど。詳しくはこちら