2022年07月13日 16:01

アルテマイスター 保志は、自社で植樹・採取を行った国産漆を使用した新製品・工房厨子(こうぼうずし)「勝常(しょうじょう)漆仕上げ」を数量限定で発売する。
厨子は、飛鳥時代より、仏像や経典などを納め、大切なものを納める箱として広まったといわれている。同社では現代の住空間に馴染み、自分らしいスタイルに適う祈りのかたちとした厨子を「工房厨子」として、20年前から製造・販売してきた。今回、新作として、東北を代表する寺院「勝常寺」の意匠に習い製作した、「勝常 漆仕上げ」を数量限定で発売する。
「勝常」の意匠の元となる勝常寺は、福島県会津地方の湯川村に、平安時代に徳一が開いたといわれている寺院。普遍的な日本の美意識ある神社仏閣から意匠を学び、工房厨子「勝常」は誕生。会津の人々の心の拠り所となっている御堂の静かな佇まいと、反り上がる屋根の美しい存在感が、大切なものを納めるに適う、神聖さを感じさせる。
本製品は勝常寺薬師堂の銅板葺の美しい屋根に習い、雄大さと神聖さを感じられるフォルムを追求した。拭き漆の艶やかな仕上がりもポイント。塗装の漆は、自社で植樹・採取を行った、貴重な国産漆を使用した。木地は古来より神社仏閣の材料として使われてきた欅材を使用。拭き漆の艶やかな仕上がりが、欅の木目の美しさを引き立てる。また本体の背面には、限定品を表す真鍮製のシリアルナンバー入りのプレートをあしらった。価格63万8000円(税込)。