2022年06月21日 12:31

ArtXは、6月にギャラリーのための管理用クラウドサービス「ArtXCloud(アートエックスクラウド)」をリリースした。
ギャラリーはコロナ禍の影響を大きく受けた。度重なる緊急事態宣言や入国制限の影響でギャラリーの来場者は大きく減り、同時にアート作品の販売機会も損失した。また、従来から、オンライン(EC)とオフライン(ギャラリー現地)で在庫管理の連携が取れていない、ギャラリー内のさまざまな管理システムが統合されていない、スタッフ間の情報管理・共有が上手くできていない、といったシステム面での課題もあった。これらの課題を解決するべく「ArtXCloud」を開発し、アート業界のレガシーなシステムをクラウドに置き換え、ギャラリーにとってもアートを楽しむ生活者にとっても利益をもたらすことを同社は目指している。
「ArtXCloud」は、作品や顧客の管理やコレクターの作品預かりなど、ギャラリーの運営上必要となる機能を一貫して提供するプラットフォーム。「ArtXCloud」ができることは、「作品、顧客、取引管理」(作品と顧客情報を登録して、取引管理を行う)、「オンラインストア(coming soon)」(作品データベースに登録したアート作品を、オンラインストアで販売)、「顧客へのメッセージ一斉送信」(情報登録した顧客宛てに、ギャラリーからメッセージの一斉送信が可能)、「ドキュメントの印刷」(作品ラベルと宛先ラベルのほか、請求書等の伝票帳票や作品保証書をワンクリックで印刷)。
料金は月額1万9800円(税込)。