2022年04月26日 19:40

バカンは、5月末を目処に商業施設やオフィスビル、コンビニなど5000箇所超へトイレの個室内メディア「AirKnock Ads(エアーノックアッズ)」の設置を拡大し、月間リーチ人数も500万人程度となる見込み。配信面数の増加に伴い、3月の広告枠は満稿となるなど新たなメディアとして需要が高まっている。

2020年末よりトイレの長時間利用の抑止IoTサービス「AirKnock Ads」の提供を開始した。「AirKnock Ads」は、取得したトイレの混雑情報と利用時間を個室内壁面に設置したタブレットに表示することで、自主的な退室を促し、長時間利用を抑制するサービス。個室内に設置されたタブレットを通して、動画広告や店舗からのお知らせなどを配信できる。

混雑具合に応じ配信するコンテンツの長さを自動で調整したり、滞在抑制につながる画面表示に変更するといった、独自技術やこれまでのノウハウから生み出した特許技術(出願中含む)を多数用いることで、トイレの混雑抑制とメディア化を両立している。

トイレは他のコンテンツが少ないため、利用者の視認性が高く集中してコンテンツを見やすいといった特徴がある。実証実験では、広告の認知度は約95%、配信したコンテンツの理解度は70%を超えるといった結果が出ている。また設置施設による閲覧ターゲットの属性や性別によるターゲティングも可能だ。

サービスの提供を開始して以来、オフィスやコンビニ、商業施設などに導入が進んでおり、5月末には5000箇所超へ設置を拡大し、月間リーチ人数も500万人程度となる見込みだ。