2022年03月18日 12:10

港区立みなと科学館は、3月25日から、2022春の企画展「国立科学博物館 巡回展 ダーウィンを驚かせた鳥たち 日本の生物多様性とその保全」を開催する。

同企画展では、多様な環境に合わせて生き物が進化したことに始まり、日本における独自の自然環境が生物多様性を支えてきたことを紹介。「ダーウィンを驚かせた鳥たち」「日本の生物多様性とその保全」「港区にひろがる生物多様性」「にぎわいひろば」の4つのコーナーから構成されており、その他、多種多様な関連イベントも開催する。

入口では「ダーウィンフィンチ類」の模型が、来館者をお出迎え。これは、生物学者ダーウィンが進化論を考えるきっかけとなった鳥たちだ。その模型を囲うように置かれる展示パネルでは、ダーウィンが進化論の研究を深める着想を得たと言われるガラパゴス諸島について見ることができる。次のコーナーでは、「生物多様性とは何か」の定義をはじめ、日本の生物多様性の特徴などをパネルで紹介。日本の琉球列島において固有性などが見られることや、小笠原諸島の特徴的な自然環境などに注目する。日本や世界の状況について知ったあとは、港区にも目を向ける。港区のような大都会でも、生き物が住み続けやすい自然環境の整備がされており、生きものの多様な居場所を都会でも確保しようする動きを見ることができる。企画展の最後のコーナーは、未就学児も楽しめる「にぎわいひろば」。「種の起源」をもとにした科学絵本などを手にとって読めるエリアを常時開設する。

入館料は無料(プラネタリウムは有料)。所在地は東京都港区虎ノ門3-6-9。

みなと科学館公式サイト