2022年03月02日 12:02

フジサンケイグループは、地球温暖化防止や持続可能な開発目標(SDGs)に取り組み、成果を挙げている企業・団体などを表彰する第30回「地球環境大賞」の受賞者を決定した。

グランプリに当たる大賞には、累積1709万本の樹木を植え、生物多様性の保全に貢献した積水ハウスが輝いた。表彰式は、4月28日、東京・元赤坂の明治記念館で行う予定だ(新型コロナウイルスの感染状況次第で変更有り)。

大賞を受賞した積水ハウスは、2001年から鳥や蝶を庭に呼び込む造園緑化事業「5本の樹」計画を開始し、生物が生息しやすい在来種の植栽を進めた。琉球大との共同検証では、樹種数が約10倍に増加し、住宅地に現れる鳥や蝶の種類が2倍から5倍に増えた。

経済産業大臣賞は、水力や地熱などの再生可能エネルギーの開発を行い、30年度までに全社有車を電気自動車(EV)にする計画を進める九州電力・九州電力送配電。環境大臣賞は、住宅建設の際、国産木材を使用した地盤補強工法「環境パイル工法」を推進し、二酸化炭素(CO2)の排出削減に成功した兼松サステックが受賞した。文部科学大臣賞には青森県立名久井農業高校環境システム科環境研究班、国土交通大臣賞には積水化学工業、農林水産大臣賞には静岡市森林環境アドプト実行委員会、日本経済団体連合会会長賞には東レ、フジサンケイグループ賞には旭化成がそれぞれ選ばれた。

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