2022年01月31日 19:10

岐阜県立土岐商業高等学校の科目「課題研究」にて、クラウドファンディングを活用した地域活性化プロジェクトが、1月31日から開始した。本プロジェクトの目的は、高校生企画の陶器の「調味料カップ」と「時計」で実現する地域活性化。達成してリターンを発送した後の金額を来年度参加予定の陶器市に還元し、地域活性化に繋げる考え。
岐阜県土岐市は美濃焼の生産量が日本一の街。しかし少子高齢化による後継者不足や、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況に立たされている。幼い頃から慣れ親しんだ美濃焼を盛り上げるため、プロジェクトメンバー16人(3年生)による挑戦が動き出した。メンバーたちは、この活動を1年間に亘り続けていく中で、地場産業への想いや愛着が湧いてきたという。
地元企業のカネコ小兵製陶所の協力のもと、 生徒自らが陶器製品を企画。クラウドファンディングを活用し、量産化するために必要な資金の35万円を目標金額に設定した。積極的なSNS配信、駅前ビラ配り、市役所にて市長を始めとする関係機関の前でのプレゼンテーションなどを仕掛けてきた。サイトページ作成にあたっては、年末年始を返上して取り組む生徒もおり、その本気度は本物。
地域の人々からの期待も高く、土岐商工会議所からは、その年の地域産業に貢献した団体に贈られる「とき☆キラリ賞」を贈呈されるまでに成長した。プロジェクトはこちら。