2022年01月05日 19:17

vivolaは、山梨県と連携し、1月5日より、運営する不妊治療データ検索サービス「cocoromi(ココロミ)」を活用し、山梨県で不妊治療に取り組む患者に向けたサービスを展開する。

国内における少子化は加速しており、2020年の出生数は87万人で過去最少となった。一方で、不妊治療をしている患者が50万人以上に上る。また、不妊の心配をしたことがあるという夫婦は35%、実際に不妊検査や治療を受けたことがある夫婦は18%に上るとも言われており、およそ5.5組に1組と言われている。

厚労省が2021年3月に公表した「不妊治療の実態調査」によると、不妊治療を行う当事者の経済負担は大きく、特に体外受精については1回あたり平均約50万円もの費用がかかっていることがわかった。不妊治療を取り巻く課題として、このような経済的負担のみならず、「自分に合った情報が得られない」「通院頻度が多く仕事との両立が難しい」「治療の長期化により、経済的・身体的・心理的負担が大きい」などといったことが挙げられる。

この度、山梨県の「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」に採択。本実証実験サポート事業は、山梨県全域を実証フィールドとして活用し、県内の27市町村職員、県内企業等とともに、最先端技術やサービスの実証実験プロジェクトを支援することを目的としたものとなる。

特設ページ内では、山梨県における不妊治療についての情報提供をすることで、不妊治療を現在行っている、もしくは今後行うことを検討している夫婦の精神的な負荷を軽減することを目的としている。