2021年12月20日 19:03

東武タワースカイツリーが運営する東京スカイツリーでは、634メートルの高さに着目した研究機関などによる、世界的にも珍しい研究・観測が行われている。そうした研究を紹介する特設ページを12月20日に公開した。
特設ページでは、東京スカイツリーで行われた研究が簡単にまとめられており、一部の研究では「研究者からのヒトコト」や「研究者自身が解説するYouTube動画」などのコンテンツがあり、楽しく研究を知ることができる。
東京スカイツリー「温室効果ガス研究編」(12月10日公開)。東京スカイツリーの地上250m地点付近には、大気中にふくまれる二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度を観測する装置が設置されており、そのデータは温室効果ガス排出量が増減を検証するためなどに使用されている。国立環境研究所の寺尾有希夫主任研究員が解説した。
東京スカイツリー「雲研究編」(4月20日公開)。東京スカイツリーの地上458m地点には、雲を構成する雲粒の大きさや個数を観測する装置が設置されており、そのデータはゲリラ豪雨を早期検出する雲レーダー開発などに役立てられている。防災科学技術研究所の三隅良平水・土砂防災研究部門長が解説している。
東京スカイツリー「雷研究編」(2020年12月28日公開)。東京スカイツリーの地上497m地点と足元には、塔体への落雷の電流を計測するロゴスキーコイルが設置されており、そのデータは建物や送電線などの雷対策に役立てられている。電力中央研究所の三木貫主任研究員が解説している。
特設ページは、12月20日公開。