2021年12月03日 15:00

海洋研究 3Dスーパーサイエンスプロジェクト実行委員会は、11月28日、「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト2021」の第5回授業を開催した。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団「海と日本プロジェクト」の一環であり、海洋や3Dに興味がある学生を対象にしたもの。
最新の3D技術を活用した海洋生物の研究を通じて、将来、様々な分野で活躍できる人材を輩出することを目指し、物事を深く追求できる人材を育成することを目的としている。第5回授業では第1回授業で授業を行った東京海洋大学海洋環境科学部門 助教 中村玄さんを講師に招き、鯨類学基礎についての授業が行われた。
扱われたのは、鯨の生態から調査捕鯨を実際に体験した際に得た知見についてなど。中村先生の実体験を交えながら鯨についての基礎知識から発展的な学びまで、他では聞く事が出来ない様な話が満載の授業になった。中学生研究員は、中村先生が話す内容を真剣に聞きながらノートを取り、気になる事があれば質問をするなど、非常に積極的に授業に参加していた。
授業の後半では、東京海洋大学内にあるマリンサイエンスミュージアム内を中村先生に案内してもらった。中学生研究員は普段図鑑を見てみたりインターネットで調べてみるだけでは味わう事が出来ない体験に興味津々。展示物と自分との大きさを比べたり、体表の表面の質感に触れてみたりして海洋生物に対する興味や関心をより一層深めた。