2021年11月11日 09:02

リテイギは、10月1日付で100%出資の子会社として「JOMYAKU株式会社(ジョウミャク)」を設立した。

JOMYAKUは、デジタルホールディングス傘下の企業として、グループが掲げるIX(Industrial Transformation:産業変革)実現に向けて、CX(Circular Transformation:循環型産業の変革)を目指していく。同事業は、社会インフラを支える全ての静脈産業(生産・消費活動から排出・廃棄される不要物を回収し、再資源化に向けて処理していく産業)の人を支援すべく、まずは静脈産業における業務効率化ソリューション「JOMYAKU」を開発、回収事業の業務プロセスにおいて、属人的でトラブル発生率が高い「依頼受付」と「配車手配」という根幹業務に対し、DXソリューションを提供する。

静脈産業は日常生活を豊かに円滑に進める上でなくてはならない社会のインフラサービスであり、重要なライフラインの1つ。同産業を担う企業の74%が従業員10名以下の中小企業であり、その業務の多くは経験と業界知識を結集した属人的でアナログな手法が戦後から変わらず継承されてきた。その結果、静脈産業は他業界への人材流出と既存人材の高齢化などによる雇用不安、また、環境資源に関する法規制が強化されていることなどの課題が散見されており、早急な対応策が求められている。

リテイギは、産業廃棄物処理の現場に入り、実際に業務プロセスを視察するとともに、同業務に従事する人との議論とプロトタイプの検証を積み重ね、業務効率化ソリューション「JOMYAKU」の開発・提供に至った。

JOMYAKU