2021年06月23日 18:06

ダイヤモンド・コンサルティングオフィスは、長期化する在宅テレワークの実態調査を目的に、インターネットによるアンケート調査を実施。2020年5月から、1年以上にわたり在宅でテレワークを行いつつ、部下とコミュニケーションをとっている管理職の会社員539名から回答を得た。

同社は、2020年5月に実施した「テレワークにおけるハラスメントの実態調査」において、「リモートコミュニケーションに悩む上司は5割」という結果を発表した。それから約1年が経過した今回のアンケートでは、定着しつつある在宅テレワークでの部下とのコミュニケーションについて調査。その結、管理職のストレスに関して改善傾向がみられたのは1割未満と非常に少なく、対して増加傾向は4割以上となった。

また、ハラスメントを気にすることで、部下のマネジメントに難しさを感じている管理職は約8割にも上った。在宅テレワーク導入から1年経過しても、新しい働き方に合ったリモートでのマネジメントスタイルについて、確立されていない可能性が高い結果となった。

同時に実施した、会社員(部下)向け調査の結果と合わせてみると、上司とのコミュニケーションでストレスが増加する原因の1位が、「常に仕事しているかの連絡や確認」だった。それに対し、部下とのコミュニケーションのストレスが増加する原因の1位が「部下との距離感」。在宅テレワークでの管理職と部下のコミュニケーションについて、互いにストレスや不快感のない方法の模索が、いまだに続いている様子が伺える。