2021年05月12日 16:34

食物アレルギー配慮商品を持つ食品メーカー(オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品)は、食物アレルギー配慮商品の普及やレシピの協同開発、啓発活動に取り組んでいる。この協同取り組みは「プロジェクトA」と名付けられ、2018年9月に4社で活動を開始。2021年1月からケンミン食品が新たに参画し、現在は5社で活動している。

この度、食物アレルギーへの理解・関心を高めるため、小学校向けの副読本「知ろう!学ぼう!食物アレルギー ~みんなでいっしょにおいしく食べよう~」(B5判16ページ)を製作した。「食物アレルギーとは何か」から始まり、一から食物アレルギーに対する理解を深めてもらえる構成になっている。

食物アレルギー表示の事例や食物アレルギー配慮レシピなど、食品メーカーならではの情報を交え、身近でわかりやすい内容を目指した。また小学生が自分ゴトとして捉えやすいように、同年代のキャラクターによる漫画を取り入れたり、給食の時間や放課後の公園といった、小学生の生活場面を通して伝えるといった工夫も。

学習の理解度が高まる小学校5~6年生を主な対象とし、家庭科や保健、総合学習などの授業での活用を想定している。初版は約3万部を予定しており、5月より東京都・大阪府・兵庫県・広島県エリアの小学校を中心に案内を開始。その後、申込みのあった小学校に、順次希望数を無料で配布する予定。