2021年04月15日 14:35

日本ガラスびん協会は、「第17回ガラスびんアワード」において、受賞8商品を決定した。
世界的にもSDGsへの関心が高まる中、コロナ禍の情勢も加わり、より環境に配慮した思考にシフトしている。そのような背景を受け、今年は時代の流れを色濃く反映したガラスびん商品が多数エントリーされた。いくつもの生産者が協力し合って誕生した商品、出荷するのが難しくなった作物を有効利用した商品、売上で地域を支援する商品、さらに巣ごもり需要に応えた自宅で楽しむ贅沢な商品など、サスティナブルとエシカルな視点に溢れる商品が多数見受けられた。劇的な変化を余儀なくされた日常生活に「心の豊かさ」、「丁寧な暮らし」など、ライフスタイル自体に求める欲求が、投影されているようでもあった。この想いが「安全・安心」なガラスびんに入ることにより、様々な付加価値を与え、これから迎える新たな時代に向けた、メッセージ性のあるガラスびんアワードとなった。
最優秀賞は、三菱食品「蔵べる シリーズ」。「コロナ禍の中、全国各地の酒蔵が協力し合って実現した日本酒のシリーズ。自宅に居ながら旅行気分で、飲み比べにちょうど良い一合サイズ。七宝の文様が美しい清酒らしいガラスびんに入っていることで、豊かな気持ちになれる商品。」という点が評価され、最優秀賞に選出された。
第18回ガラスびんアワードについては、通年エントリーを開始することにした。エントリー開始時期、エントリー方法などは、改めてWebサイト、SNSにて発表する。