2021年03月02日 16:47

知財図鑑は、「世界の進化に貢献する可能性の高い研究」に取り組む学生を対象とした「卒論OPEN AWARD2021」の募集を開始した。

知財図鑑とは、世界を進化させる可能性のある「すごい知財」に出会えるデータベース。網羅性を重視した一般的な図鑑とは違い、新規事業への活用案をクリエイターが提案することを特徴としており、特許技術だけでなく、プロダクトやサービスから実用的なAPIまで、広義の「知的財産」を対象に編集を進めている。

知財図鑑では、大学生の卒論という「知」が世の中からほぼ検索されず、研究室の中に埋没している現状を「未開の社会課題」と捉え、「卒論OPEN AWARD2021」の開催に至った。これは社会にとって大きな損失であり、研究に心血を注いできた優秀な人材にとっても機会損失となる。「卒論は大事にしまわず、オープンに。」をキャッチコピーとして、同アワードを起点に今後も卒論のオープン化を呼びかけていく。

知財図鑑編集部による、同アワードの審査基準は、「新規性」(固定観念にとらわれず、新たな切り口で仮説を立てているか)、「社会性」(解決が望まれる社会課題との関連性が強いか)、「応用性」(多様な企業や団体・研究者が関わりやすく、新たなプロジェクトにつながりやすいか)。最優秀賞(1名)には研究費として5万円分のAmazonギフト券を贈呈するほか、知財図鑑への卒論・研究内容の掲載を予定している。また、入賞者には知財図鑑から研究内容についてオンラインインタビューを行い、サイト内で掲載する予定だ。

「卒論OPEN AWARD2021」特設ページ