2015年03月23日 15:54

大和ハウスとフジタは、様々な物件に適用可能な耐震・制振部材「DUAL CORE BRACE」を共同開発し、2015年3月より建物への採用を開始する。
当技術は、両社が開発した中低層建物向け耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」を制振部材としても使用できるよう適用範囲を拡大したもの。
耐震部材に高強度鋼材、制振部材に建築構造用圧延鋼材、低降伏点鋼材を芯材の使用鋼材として追加。あわせて部材構成や接合部形状を改善したことで、部材設計の自由度および接合部の施工性が向上した。
さらに地震力に抵抗する芯材を、拘束材とアンボンド材でサンドイッチ状に挟み込んだことにより、エネルギー吸収型のブレースを実現。大地震時の建物の変形を20~50%軽減することができるため、長期にわたって建物を安全・安心に使用することができる。
今後も両社は共同で技術開発を行うとともに、相互の強みを活かした商品開発にも積極的に取り組むとしている。