2020年10月19日 14:03

凸版印刷は、コロナ状況下において、観光客など消費者の体験や商品購買を新しい視点から促進し、文化財の保存・活用支援を行う「しあわせ文化財プロジェクト」を開始する。

現在、長引く新型コロナウイルス感染拡大の影響で地域間移動を伴う旅行は停滞しており、各観光地・自治体などの経営環境は厳しさを増している。またそのあおりを受け、日本各地にある貴重な文化財の維持・運営が難しい状況にある。そのような課題を解決するため、現地に行かなくてもその場所や文化をリアルに体験でき、持続的に各文化財ホルダーへ利益還元ができる仕組みづくりが求められている。

「しあわせ文化財プロジェクト」は、新型コロナウイルス感染拡大によって生じた、文化財を取り巻くさまざまな課題の解決を目指すために始まったもの。国内の寺社や自治体、観光事業者など、ステークホルダーと連携し、文化財にまつわる製品・サービスの企画・開発・運営を行うことで、ニューノーマルの社会における消費者の購買活動や体験活動を促進する。本プロジェクトの企画の一環として、11月15日には奈良・興福寺を中心に、地酒や奈良漬などの地域特産品やオリジナルグッズ(文化財応援セット)を購入すれば誰でも参加可能なオンラインツアーを開催する。

凸版印刷は今後、「しあわせ文化財プロジェクト」に賛同する文化財ホルダーや自治体、観光事業者などの連携パートナーを拡大しながら、文化財ファンに向けた情報発信、寺社や城郭などの普段は見ることができない場所や人との繋がりを得ることができる特別な体験プログラムや商品開発を推進していく。

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