2020年10月06日 11:45

プラスオートメーション(+A)は、ソーティングロボットシステム「t-Sort」のフラップを従来よりも大型化した「ビッグフラップ型t-Sort」のサブスクリプションサービスを本格的に開始した。

Zhejiang Libiao Robots(中国浙江省杭州市)が製造する「t-Sort」は、無人搬送車により物品を搬送し、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現する「全設備可動式の次世代型ソーターシステム」。従来の固定ソーターと比較し高い柔軟性と機動力を持つことに加え、省スペースでの運用を実現する。

今回のサービス提供により従来の仕分け設備では困難であった非定型・大型商品の仕分け対応まで可能となり、一部の商品寸法の問題から機械化できず手仕分け対応をせざるを得なかった現場への導入等、今後の新たな展開が期待される。「t-Sort」は、シュート(仕分け先)間口の寸法を仕分け箱寸法に合わせ自由に設計できることが特徴で、今回のビッグフラップと合わせることでより多様な顧客ニーズに対応することが可能となる。

本邦初の「ビッグフラップ型t-Sort」導入先は、ゴールドウイングループの物流作業を受託する東砺倉庫の富山県の在庫型物流センターとなった。従来人の手仕分けにより行っていた大型リュックサックを始めとする多様な形状のアパレル・スポーツ用品を各店舗先へ仕分けに「ビッグフラップ型t-Sort」を活用することで作業を自動化し、従来比30%以上の効率化を実現した。

プラスオートメーション