2020年02月04日 17:38

財の森(タカラノモリ)」では、大自然の中でストレスなく育った宮崎県西米良村産の鹿肉と鹿児島県産の野菜を使ったアヒージョを開発した。

近年、シカやイノシシなどによる農業被害は全国各地で深刻化。これまで駆除したシカやイノシシなどの有害鳥獣の一部は、地元の猟師や地域住民が食べてきたが、ほとんどは山林に埋めるなど放棄されることが多い。そこで近年、国でもジビエ(狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する)として活用するように本腰を入れ始めた。

本製品は、鹿肉の中でも脂身もあり、とても柔らかいロースを使ったアヒージョで、オリーブオイルとニンニクで煮込んだスペイン料理をベースに、財の森オリジナルレシピで仕上げたもの。鹿肉本来の旨味とニンニクの風味を楽しめる。鹿肉は、鉄分が豊富に含まれており、さらに鹿肉に含まれる鉄分はヘム鉄と呼ばれ、野菜や穀類に含まれている非ヘム鉄と比べ、人間の身体に吸収されやすい性質がある。特に貧血や冷え性を予防する働きを持っている。

「財の森」では、ジビエを通じて、地方と都市の人の交流を一番の目的としている。単に商品・サービスの売り買いだけの関係ではなく、「人の想い」が伝わる商売をしたいと考えており、今後も「地域の財(ヒト・モノ・コト)」に光を当てて、それぞれが活躍できる場所を提供することを目指す。