2025年04月28日 16:15

スタジオスポビーは脱炭素行動変容アプリ「SPOBY(スポビー)」において、地域で生産された食品を消費することで削減されたCO2量を数値化・可視化できる「地産地消」機能をリリースした。本機能は、福岡市が掲げる「2040年度温室効果ガス排出量実質ゼロ」の目標に向け、3月よりスタートした取り組み「脱炭素エキデン福岡」の一環として提供される。
「SPOBY」は、移動手段や買い物など日々の行動から削減されたCO2量を自動で計測し、可視化することで、環境にやさしい選択を日常化することを支援するアプリ。追加された「地産地消」機能では、購入した生鮮食品とパッケージや食品表示ラベルをSPOBYアプリ内のカメラで撮影するだけで、その生鮮食品が地元(県内産)で生産されたものかを判定。輸送過程で抑制されたCO2量をグラム単位で数値化する。可視化された削減量に応じて「脱炭素ポイント」という「リワード(特典)と交換できるポイント」が付与される。
「地産地消」とは、地域で生産されたものを地域内で消費するという考え方。地域外からの輸送距離が長くなるほど食料の移動距離が増加し、環境負荷も大きくなる。そのため、地域内で消費されることは、温室効果ガス排出を抑えるために重要。また、地元の農作物を選ぶことは、地域の農業や産業を支援し、地域経済の活性化にも寄与する。
地域内での消費が進むことで、地元の生産者の手元に還元され、その利益が地域内で循環するため、経済的にも持続可能な仕組みが期待される。