2025年04月24日 09:50

夢ふぉとは、2025年度版のアルバムにおいて、顔写真と氏名を結び付けない新しいレイアウトを導入する。
同社は、卒業・卒園アルバム制作累計100万冊突破。創業以来「思い出をカタチにして残すこと」に特化し、アルバム事業を中心に「思い出の価値」を伝え残すサービス・ソフト開発を展開している。
近年、SNSの普及やAI技術の急速な発展により、個人情報の取り扱いに対する社会的な不安が高まっている。特に、顔写真と氏名が一体で掲載された情報については、悪用リスクやプライバシーの観点から、保護者や教育関係者の間で懸念が広がっている。
新レイアウトは以下の2種類で構成されており、いずれも個人の特定を避ける工夫が施されている。「集合写真中心のレイアウト」では、個人写真を使用せず、クラス単位の集合写真やスナップ写真を中心に構成することで、特定の個人が識別されにくくなるよう配慮されている。「写真と名簿を分離したレイアウト」では、顔写真と名前が一致しないように掲載することで、意図的に照合しない限り個人の特定が困難となるよう設計されている。
夢ふぉとは、「思いやりですべてうまくいく社会の実現」を企業ビジョンとし、「思い出で人の心の温度を1℃上げます」という理念のもと、これまでも利用者の声を取り入れた商品開発に努めてきた。今回のレイアウト刷新も、そうした姿勢を象徴する取り組みのひとつであり、思い出を残す手段に対しても、子どもたちや保護者への思いやりをかたちにしたものといえる。