2025年04月14日 12:59

TOPPANは、投影用自動同時通訳システム「LiveTra(ライブトラ)」を4月14日より提供開始する。
「LiveTra」は大阪・関西万博のセミナーやシンポジウムで利用される自動同時通訳システムを製品化したシステム。話者の発話内容をAI技術によって自動同時通訳し、スクリーンやディスプレイなどにタイムラグなく字幕表示することができる。
従来の自動翻訳は発話と終話を人手で区切り、逐次翻訳を実施していたが、本同時通訳システムでは自動で翻訳単位を区切り翻訳を開始する。これにより従来の翻訳と比較し、訳出までのタイムラグが少なく、手動での区切りも不要。本システムでは日本語から5言語に対応する計6言語に対応している(日・英・中-繁体字・中-簡体字・韓・仏)。本システムはインターネットなどのネットワークに繋がずに、1台の端末のみで完結する「スタンドアローン方式」を採用。クラウド型と比較し小規模で立ち上げられることに加え、電波の届かない場所での利用や秘匿性の高い会議などでの利用も可能だ。また、様々な投影方式に対応するため、フォントサイズ、行間、余白、スクロール速度などの調整機能や、表示形式に合わせた認識結果・翻訳結果の表示選択、表示領域調整機能等を搭載している。さらに、本サービスには音声認識を同時に編集する通訳編集機能を搭載。1名が発話中にPCで確認・修正することで予期せぬ訳出を防ぐ。
参考価格は120万円(税込)/初年度(PC、マイク、オーディオインターフェイスなどの関連機材を含む)。