2025年04月10日 19:00

AQ Groupの純木造8階建て本社ビルがこのほど、日本木材青壮年団体連合会主催の「第28回木材活用コンクール」日本木材青壮年団体連合会会長賞(優秀賞)を受賞した。当ビルは今回の受賞により、竣工から1年で5つ目となる表彰となる。

2010年に「公共建築物等木材利用促進法」が制定され、2021年に「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」として改正された。それにより、木材の利用は公共建築物だけでなく一般建築物にも広がりをみせている。さらに昨今では、地球規模の課題であるカーボンニュートラル実現のため「木材活用」というキーワードはトレンドとなっている。

年間2000棟規模の木造戸建て住宅を提供しているAQ Groupは、2024年3月に純木造8階建て本社ビルを竣工。日本伝統の木造軸組工法をベースとしつつ、業界でも類を見ない高倍率耐力壁の開発・活用や、一般流通材の組み合わせなどによって誕生した当ビルは、世界三大デザイン賞に数えられる「iF DESIGN AWARD2025」をはじめ、多数の表彰を獲得した。

「木材活用コンクール」は木材の新たな利用と普及の可能性を模索し、木材業界の活性化に寄与することを目的として1997年に創設されたもの。同社としては第21回木材活用コンクールにおいて、つくば支店が「(公財)日本住宅・木材技術センター理事長賞」を受賞しており、今回で2回目の受賞となる。