2025年04月10日 16:21

日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、「熱中症ゼロヘ 暑熱順化前線(第1回)」を、本プロジェクト公式サイトで 公開した。
暑くなる前からできる熱中症の対策には、暑さに強い体づくりがある。暑さに強い体を作るためには、バランスの良い食事や十分な睡眠以外に、「暑熱順化」をすることも大切。「暑熱順化」とは、体が暑さに慣れることを指す。「暑熱順化」ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まる。「暑熱順化」には個人差もあるが、数日から2週間程度かかるため、暑くなる前から余裕をもって体を暑さに慣れさせることが必要。
「暑熱順化」をするには無理のない範囲で汗をかくことが大切であり、軽い運動や湯船につかる入浴など、意識して汗をかくことが対策につながる。また「暑熱順化」と併せて、本格的な夏を迎える前からエアコンの点検や試運転を行ったり、暑さ対策アイテムをそろえたりするなど日頃の備えも大切。
本プロジェクトでは、2021年から公式サイトにて「暑熱順化」のコンテンツを公開するなど、「暑熱順化」の大切さを伝え続けている。「熱中症ゼロへ 暑熱順化前線」では、軽い運動や湯船につかる入浴などで意識して汗をかくことで、体を暑さに慣れさせる暑熱順化を始めるタイミングの目安を示している。