2025年04月10日 09:46

石井食品は、たまねぎの生産地として地方創生を進める北海道訓子府町と4月9日、「持続可能な町づくり」の実現に向けて、包括連携協定を締結した。
石井食品は1945年に佃煮製造で創業。無添加調理によって安心・安全の商品づくりを実践し、「おべんとクンミートボール」は、お弁当の定番商品として50年以上愛される商品だ。北海道オホーツク管内にある訓子府町は、北見市の南側に位置する人口4435人の町。たまねぎを中心とした農業が盛んで若手後継者も多くいる。
石井食品は訓子府町の農業を基盤とした地域が育む豊富な耕作の知識と経験を有する点に、同社の技術でもあるトレーサビリティーシステムをはじめとした品質管理可視化、製品開発等に貢献ができると考えている。農と食卓をつなぎ、子育てを応援する企業として、地域との共生を図り、課題解決に向けた継続的な活動を行うことは、重要な取り組みだ。石井食品はミートボールの主力原材料においてたまねぎを多く使用することで間接的に一大たまねぎ産地である訓子府町との縁もあった。たまねぎ生産者をはじめとした生産者支援を行うなどを連携強化により実現するため、今般、上記の包括連携協定の締結に至った。活動の第一弾としては、訓子府町が取り組みを進める地方創生の核となるまちづくり会社設立において、たまねぎを含む農業の町を支援するべく「地域活性化起業人制度」を利用して4月より2名の社員を派遣し、会社設立及び農産物を活用する事業全般での支援を行っていく。