2025年04月08日 15:50

パソナグループは、地方の食を最大限に活用し、地域の魅力を発信する料理人の支援を目的とした新プロジェクト「シェフベンチャーズ」を淡路島にて、6月より開始する。
近年、日本の観光産業は成長を続けているが、東京や大阪などではオーバーツーリズムが深刻化している。一方、地方には豊かな食材や文化があるにもかかわらず、料理人が都市部に集中し、地域の食の魅力が十分に発信されていない。こうした課題を解決し、地方の「食」を目的とした観光の流れを創出するためには、料理人が地方で活躍できる支援が必要だ。そこでパソナグループは、地方で新たな挑戦を志す料理人を支援し、食を通じた地方活性化を目指す「シェフベンチャーズ」を6月より開始。同プロジェクトに参加する10人の料理人を4月8日より募集開始する。
本プロジェクトでは、料理人が淡路島での店舗開業に向けて、複合型レストラン「Ladybird Road」の一部店舗を低コストで貸し出し、地域資源を活かした店舗運営を支援。パソナグループが持つ地域生産者とのネットワークを活用し、安定的かつ効率的に食材を仕入れられるようサポートするほか、京都の老舗料亭「菊乃井」代表の村田吉弘さんが特別名誉講師として参画する、地域資源や食文化を活かした地方創生料理人育成プログラム「あわじシェフズスコーラ」での学びの機会を提供する。また、地方での定着を後押しするため、同じ志を持つ料理人が交流し、知見を共有できるコミュニティ形成を促進する。
募集開始は4月8日。