2025年04月07日 15:59

近畿大学文芸学部 芸術学科造形芸術専攻教授 安起瑩(あんきよん)ゼミでグラフィックアートを学ぶ学生が、サカイ引越センターのPRトラックのラッピングデザインを手掛けた。4月17日に東大阪キャンパスにて、担当した学生も参加して完成披露会を実施する。
同ゼミは、2023年12月にサカイ引越センターから依頼を受け、2024年5月には、学生らがサカイ引越センター本社を訪問。プロジェクトの目的として、「近畿大学とサカイ引越センターの連携活動が分かりやすく伝わること」「インパクトのあるビジュアルで強く印象に残るようにすること」「親しみやすいデザインであること」などが共有された。
学生は、この共通認識を踏まえて、8チームに分かれてデザイン案の制作を進め、担当者へのプレゼンテーションやディスカッションを経て、最終的に14案をサカイ引越センターに提出。その後、同社関係者1115人の投票により、サカイ引越センターのコーポレートキャラクター「まごころパンダ」と「近大マグロ」を組み合わせたデザインが選ばれた。
さらに、停車中のトラックを背景に写真を撮りたくなる「映えスポット」となるような仕上げを施し、「移動をエンジョイするフォトスポットトラック」と命名。ラッピングには二次元コードがプリントされており、本活動の経緯やデザイン案などが閲覧できる。学生たちは、この産学連携プロジェクトを通じてデザインの提案から実用化までを経験し、実学教育で課題解決を学んだ。