2025年04月07日 15:53

NTT東日本とNTTSportictは、埼玉県上尾市が保有するUDトラックス上尾スタジアムに、野球専用AIカメラと次世代型マルチアングルライブ配信サービスを提供開始した。このライブ配信サービスとAIカメラを組み合わせたサービスが野球場で提供されるのは、東日本エリアで初。

UDトラックス上尾スタジアムでは年間150以上もの試合が行われ、利用する年代は児童から社会人と幅広く、大会規模も大きい。一方で、中継・配信される試合は少ないため、一般の人が本施設で行われる試合を観戦するには、球場に足を運ぶ必要がある。また、個人が球場全体を撮影するのは難しいため、関係者や家族など試合を撮影する人の負担も少なくない。

今回スタジアムに設置されたのは、野球専用AIカメラ「STADIUM TUBE DoublePlay」とPTZカメラ、次世代型マルチアングルライブ配信サービス「STADIUM TUBE Touch」。AIカメラとPTZカメラを組み合わせ、自動で野球の試合模様を撮影し、次世代型マルチアングルライブ配信サービスを活用することで、直感的なタブレット操作で複数のアングルを切り替えて野球のライブ配信が行える。

さらにリプレイ映像・テロップ・スコアボードの挿入も簡単にできるため、専門的な知識がなくても本格的な野球中継を制作することが可能。決勝大会など注目される試合は、地域の放送・配信事業者との連携により有人カメラや実況・解説を組み合わせることもできる。