2025年04月07日 12:49

ルームクリップは、「RoomClip 住文化アーカイブ・プロジェクト」を新たに立ち上げた。

同社が運営する、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip」には、2012年のサービス開始以来、全国の生活者から日々の住まいや暮らしに関する実例写真が投稿され続けており、現在では650万枚を超える写真データが蓄積されている。これらのデータは単なるインテリア写真ではなく、日本人の住空間に関する意識や実践の変遷を映し出す貴重な文化的資料となっている。ルームクリップは、こうした「日常の創造性」の記録が、単なるSNSコンテンツを超えた社会的・文化的価値を持つものであり、将来的には日本の住文化研究における貴重な資料になりうると考えている。こうした認識のもと、この膨大なデータを後世に残し、その価値を高めていくための取り組みとして本プロジェクトを立ち上げた。

本プロジェクトは、RoomClipに蓄積された650万枚以上の住まいの実例写真とそれに紐づくデータを文化的資源として位置づけ、その学術的価値を探究するとともに、社会に広く還元することを目指す取り組み。本プロジェクトの第一弾として、インテリアデザイン史・消費文化研究の専門家である関東学院大学の神野由紀教授と連携した共同研究を開始する。神野教授が研究代表者を務める「日本における趣味の大衆化とインテリア実践に関する考察」は科学研究費助成事業に採択されており、本プロジェクトはその研究とも連携していく。

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