2025年04月07日 12:48

Wolt Japanは、4月7日より、同社が展開するデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」において、デリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする「デリバリーなのに店頭価格」の取り組みを、札幌市エリアで開始する。
一般的にデリバリーサービスに掲載される商品の価格は、店頭で購入できる商品価格よりも高く設定されている。これは、店舗による価格設定において、デリバリーサービスに係るコストを店頭価格に上乗せするのが慣習となっているためだ。なお、海外では、デリバリー商品価格も店頭価格と同じ価格なのが一般的で、デリバリー商品価格が店頭価格より高く設定されているのは日本固有の商慣習となっている。
一方で、米や野菜など、生活に欠かせない食品や日用品の価格上昇は止まるところを知らず、家計への圧迫は強まる一方。そのような中、小さい子どもがいる家庭や免許を返納した高齢者など買い物や外食に出かけるのが難しい消費者は多い。このようにデリバリーを使いたい、また、必要としているにもかかわらず、価格の高さから利用しにくいと感じている人々にデリバリーをもっと気軽に利用してもらえるよう、Woltは今回、取り組みの趣旨に賛同してくれる加盟店の協力を募り、「デリバリーなのに店頭価格」の取り組みを札幌市エリアで開始することとした。Woltでは、2024年10月より広島呉市にて実証実験を行っていたが、正式サービスとして導入するのは、今回が初めてとなる。
サービス開始日は4月7日。導入エリアは札幌市エリア。