2025年04月07日 12:43

日本出版販売が運営する日販図書館選書センターは、2024年4月~2025年3月の年間選書ランキングを発表した。
日販図書館選書センターは、小中学校児童・生徒向けの図書を中心に約3万冊を常時取り揃え、学校図書館関係者の人々が実際に図書を手に取って選書できる。日販図書館選書センターでは、来場した学校図書館関係者によって選書された図書を、選ばれた回数によって「セット部門」「単品部門(小学校)」「単品部門(中学校)」でそれぞれランキング化し、毎年発表している。
セット部門第1位は、「これはなんのつぼみかな」(汐文社)。本書では、いろいろな花のつぼみを「こうてい・かだん」「つうがくろ」「のやま」「はたけ」の4巻構成で紹介している。2024年は小学校教科書改訂年度であったことから、「つぼみ」「ロボット」など、国語の新単元に関連したテーマの図書が多く選ばれた。小学校の単品部門第1位は、「みんなが知りたい!宝石のすべて きれいな石の成り立ちから美しさのヒミツまで」(メイツユニバーサルコンテンツ)。子どもたちに人気の「宝石」の魅力や成り立ちを、美しい写真とともに楽しく学べる1冊だ。中学校の単品部門第1位は、「私が鳥のときは」(河出書房新社)。中学生の特別な夏を描いた青春小説で、第4回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞し、注目を集めている。
2024年4月~2025年3月 日販図書館選書センター調べ