2025年04月02日 19:52

AR(拡張現実)開発を行うpalanは、ARグラスを装着し、カタログを見るだけで製品の確認や試し置きができる「試せるARカタログ 」の提供を開始した。商談の場で顧客が実物に近い形で製品を体験できるようになり、より効果的な製品紹介を実現する。
企業の営業活動において、顧客への製品紹介は重要な要素の一つ。大型機械や医療機器など、物理的に持ち運びが困難な製品の場合、商談の場で実物を提示することが難しいという課題があった。従来のカタログや資料のみでは、製品のサイズ感や細部、実際の操作感を十分に伝えることができず、購入検討の障壁となっている。
「試せるARカタログ 」は、ARグラスをかけた状態で、カタログに印刷されたQRコードを見るだけで、3Dモデルの製品が空間に表示され、細部の確認や試し置きができるソリューション。車、医療機器、精密機器、大型家電など、持ち運びが難しい商品でも、顧客はまるで実物が目の前にあるかのように体験できる。またARグラスだけではなく、WebARとしてスマートフォンやPC、タブレットから体験することも可能。
第一弾としてpalanが研究・開発パートナーであるNTTコノキューの子会社であるNTTコノキューデバイス製のXRグラス「MiRZA(R)(ミルザ)」へ対応を開始した。「palanAR」アプリ版を「MiRZA」操作用の専用スマートフォンへダウンロードするだけでだけで、palanARで作成した製品ARを「MiRZA」で体験できる。