2025年04月01日 10:02

アニメチェーンは、AI時代のIP保護を推進するため、Oasysとパートナーシップを締結した。
アニメチェーンは、アニメ業界全体の持続的成長を支援することを目的としたプロジェクト。Oasysは「Gateway for Tokenized Asian Assets」をコンセプトとするブロックチェーンプロジェクト。
現在、主に海外のAI企業によって、日本の著作物を無断で学習したと思われるAIモデルが提供され、誰でも簡単に特定の作品のキャラクターや絵柄に類似したコンテンツを作成できる状況が生まれている。一方で、AIの学習過程において著作物が無断で学習されることを完全に防止することは難しいのが現状だ。
アニメチェーンでは、現実的な解決策として、権利元から許諾を得たデータのみでAI学習を行い、AIによる生成コンテンツが利用されるたびに著作権者やIPホルダーに正しく収益が還元される新たな仕組みを構築し、普及させることが必要であると考えている。これによりAI技術とIPが互いに利益を生み出しながら、持続可能な形で成長していく社会を目指す。具体的には、AIの学習データに関する情報をブロックチェーンで管理することで、学習データの管理とデータに基づいた収益分配の仕組みを作っていく。
今回、アニメチェーンはOasysとパートナーシップを締結することで、アニメチェーンが掲げるAI時代においてもIPの保護や管理を行うことができる仕組みを取り入れ、共同で実証実験を行なっていくことを決定した。