2025年03月26日 13:05

LexxPlussと三菱HCキャピタルは、物流事業者向けのサブスクリプション型のロボットサービス「LexxSubCare」の提供を開始した。
物流拠点では、人材の高齢化に加えて、物流倉庫内の重量物の搬送や長い工程の移動など労働環境の厳しさから労働力不足が深刻化している。企業は、ロボット活用による従来のアナログ業務の自動化、業務の省人・省力化を推進しているが、課題は導入コスト。また自動化の経験が十分ではないことから、現状分析を通じた課題の抽出や、ロボットを活用した業務設計などに時間を要している。
そのようななか、両社は、2024年に資本業務提携契約を締結。企業が容易にロボットを導入できるロボットサービスの開発・提供に向けて協働を進めてきた。そして今般、その成果の第一弾として、物流事業者向けに「LexxSubCare」を開発、提供開始する。
「LexxSubCare」はロボットの導入台数を最小2台とし、搬送経路の設定を含む倉庫内のレイアウト設計や周辺機器の構成を標準的な内容とすることで、スムーズなロボット導入を支援。導入後は、倉庫内に設置するサーバーを通じて稼働実績などの各種データを提供し、導入効果の「見える化」を行うことで自動化の最適化を図る。
またサブスク形式によるサービスのため、導入時のロボットフレンドリーなレイアウト設計や、ロボット本体およびソフトウェアの保守・メンテナンスなどの費用を一本化。初期コストの抑制および費用の平準化が可能。