2025年03月24日 12:35
青森県八戸市は、友だちや同僚等を連れて市へ帰省する人に、優待クーポン「はちのへ超帰省クーポン」を4月1日より交付開始する。
「超帰省」とは、友だちや同僚を連れて地元に帰省することを指す。一般的な帰省ではなく、観光でも旅でもない、友だちを介して地元を楽しむ、新しい関係人口のあり方だ。八戸市での超帰省を促進、応援することで、市および地元協力店舗のPRやイメージアップ、新たな関係人口の創出を図ることを目的に、2025年度より新たに実施する「八戸市超帰省応援事業」の一環として「はちのへ超帰省クーポン」を実施する。クーポンによる優待サービスにはゲストハウス宿泊やグランピング、ものづくり体験、水上アクティビティなど、八戸市を感じながらみんなで楽しめる体験系コンテンツが充実している。
国勢調査による同市の人口は、2020年は22万3415人で2015年の調査より7842人減少し、社会増減数は4392人の転出超過となっている。特に15歳〜24歳の転出超過は4052人と全体の約9割を占め、若年層の流出が大きな課題となっている。「八戸市超帰省応援事業」はそんな24歳以下の若年層をメインターゲットとし、八戸市まちの魅力創生ネットワーク会議からの提言に基づいて新たに始動する事業だ。八戸市出身者は友だちに地元を紹介することで愛着や親しみを再醸成し、八戸市に馴染みのない人も友だちを介して八戸市を知る・体感することができるため、長期的で、関係性の深い新たな関係人口の創出が期待できる。
申請可能期間は4月1日～2026年3月31日。
