2025年03月21日 20:38

アジラと東日本電信電話は、人材不足の深刻化によるさまざまな社会課題を、有線・無線ネットワークと映像解析AIを組み合わせて共同で解決することを目的とした業務提携基本契約を1月29日に結んだ。本提携に基づき、NTT東日本は、アジラのライセンス提供のもと、クラウド上のAIが防犯カメラ映像の異常を自動検知する「ギガらくカメラ映像解析オプションMIMAMORI AI」を、3月31日より提供開始する。
また、本提携の目的である通信技術と映像解析AIを組み合わせることによる社会課題の解決を加速するため、NTTグループのCVCであるNTTドコモ・ベンチャーズは、NDVが運用するNTTインベストメント・パートナーズファンド4号投資事業(NIP4号ファンド)を通じてアジラへ出資を行った。
これまで防犯カメラの役割は、事件や事故の「抑制」や、事件・事故後にデータを見返す「録画」が中心の運用だった。しかし、人口減少・少子高齢化による人手不足、体感治安の悪化という課題の深刻化や、無人店舗の増加や施設利用者の高齢化により、「リアルタイムの異常検知」および事件・事故の未然防止のニーズが高まっている。また、世界のIPカメラの市場規模は成長すると予測されており、映像分析の需要も拡大していくと見込まれている。
「ギガらくカメラ映像解析オプションMIMAMORI AI」は3月31日より提供開始。