2025年03月11日 12:49

カヤックは、愛知県豊田市、とよた市民活動センターの運営に携わるなんつなと共同で、ボードゲーム「コドクエ」を制作した。
社会構造の変化やコロナ禍を経て、孤独・孤立を感じやすい社会環境へと変化する中、2024年4月に「孤独・孤立対策推進法」が施行された。豊田市では、国の基本理念である「予防」「支援」「脱却」の3つの要素を踏まえ、官民一体となり、全庁で連携しながらつながりづくりに取り組み、孤独・孤立対策を推進している。
「コドクエ」は、孤独・孤立対策の一環として、市民に向けて「孤独・孤立は誰にでも起こり得る」という意識を醸成し、つながりづくりの大切さを伝えることを目的としている。豊田市を模した異世界の街「トヨターシ」を舞台に、プレイヤーが孤独な勇者となり、コミュニティへの参加などの行動を通じて仲間を集め、魔王を倒して世界を救うRPGボードゲームだ。制作にあたり、豊田市民と意見交換会を実施。孤独・孤立の当事者となるモデルケースや、つながりを生み出す居場所の具体例、豊田市らしい要素をゲームに取り入れるためのヒアリングを重ね、ゲーム内容に反映した。
カヤックは、ゲーム企画のノウハウを活かし、デジタルからリアルまで幅広い領域でクリエイティブなコンテンツ開発を行っている。これまでのボードゲームの制作・販売実績や経験を活かし、本作の制作を担当した。
本作は非売品。3月16日開催「WE LOVE とよたフェスタ」での体験ブース出展を皮切りに、今後もイベントなどで体験機会を提供していく。