2025年03月07日 12:40

AeroFlexは、1月、埼玉県鳩山町で「ドローン定時飛行システム」実証実験を行い、システムが運用可能なことを確認した。
AeroFlexは、ドローン、ロボット、無人システムの開発・製造・販売を行う筑波大学発ベンチャー企業。技術を活かし、研究機関や他企業との共同研究や共同開発にも積極的に取り組んでいる(産学連携)。
ドローンの無人運用は、人手不足やコスト削減等の課題解決に向けて様々な分野で期待が高まっている。しかし、現状の技術では飛行や日々の管理に人手が必要となり、真の意味での無人運用は実現していない。AeroFlexの目指すところは、事前に時刻やルートをプログラムしておくことで、ドローンが定時的に自動で飛行・帰還し、次回の飛行に向けて自動で充電まで行う「真の無人運用」。このドローン定時飛行システムが実現すれば、人の手を介さずにドローンが定時飛行を繰り返すことが可能になり、パトロールや圃場センシングなどの定期的な観測や巡回における人手不足の解消に大きく貢献できると考えている。
AeroFlexは、1月、埼玉県鳩山町にて「ドローン定時飛行システム」実証実験を行った。この実証実験では、「自動で離陸→事前指定したルートを飛行→正確に着陸して自動充電」というシステムが運用可能なレベルであることを初めて確認することができた。この「ドローン定時飛行システム」は、自治体のパトロールや設備点検、圃場センシングを行う企業向けに、リース等を通じて近い将来実用化・商品化を進めていく予定だ。