2025年03月06日 15:38

ユニ・トランドが幹事会社となる「地方創生モビリティコンソーシアム」は、北海道観光機構より受託した、令和6年度 訪日外国人旅行者周遊促進事業である「道東エリア二次交通データ整備事業」を完了した。

同事業の目的は、「標準的なバス情報フォーマット」(GTFS)と互換性を確保する国土交通省が推進するGTFS-JPによる、静的データのオープンデータベースを構築。更に、遅延・到着予測運行情報等を表示できるGTFS-RTによる動的データも整備し、シームレスな移動検索が可能となるようにすること。

対象は北海道道東(オホーツク・根室管内)エリア。訪日外国人旅行者をはじめとする国内外の観光客の移動の不便を解消するために、公共交通のオープンデータを整備。Googleマップ上での経路検索サービスの利用を実現する。

これまでスマホ等で検索できなかった一部公共交通機関のルート、時刻表、料金、運行状況等のリアルタイム情報が見える化できるようになり、バスを乗り継いだ周遊が可能となった。対象路線は、斜里バスおよび根室交通が運行する路線であり、複数のバスを乗り継いでの知床半島と根室半島を縦断するルートを可視化。これまで、路線はあっても容易に検索できなかったために移動の選択肢が限られていた観光地へも、各公共交通機関を乗り継いで移動可能な経路が瞬時にわかるようになる。