2025年03月04日 18:59

FRONTEOは、塩野義製薬と共同開発している「会話型 認知機能検査用AIプログラム医療機器(SDS-881)」について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を提出した。
本機器は、患者と医療従事者の10分以上の自由会話を、自社開発の特化型AI「KIBIT(キビット)」を活用することで、認知機能低下の可能性の有無などを短時間かつ高精度に判定する。医師の最適な診断や判断を支援するとともに、医療者・患者の負担軽減や、認知症の早期発見・早期治療の促進等を通じて、重要な社会課題とされる認知症対策の一助となるものと考える。
本機器は、塩野義製薬と2024年2月14日に締結した、認知症関連AIプログラム事業およびうつ病関連AIプログラム事業に関する戦略的業務提携の下に開発を進めているもの。FRONTEOと塩野義製薬は、戦略的業務提携に基づき、両社の知見と強みを最大限に生かして、高性能な診断支援AIモデルおよび医療機器・非医療機器の開発と社会実装に取り組んでいる。
また、本機器については、2月に厚生労働省のプログラム医療機器調査会において優先審査対象品目への指定を受けており、今後の臨床試験を経て、2026年度の承認取得を目指している。FRONTEOは、KIBITを活用した革新的なソリューションの提供を通じ、医療の質と患者のQOL向上に貢献する。