2025年03月04日 16:06

ヤンマーアグリは、ICT技術を活用し、直進の自動化による農作業の高効率化・高精度化を実現する乗用全自動野菜移植機「PW200Rシリーズ」を、4月1日に発売する。
近年、就農者減少・高齢化による人手不足といった課題を抱える農業分野において、ICT 等の技術を活用した作業の効率化が求められている。ヤンマーアグリはこれらの課題解決に向け、自動運転農機「SMARTPILOT(スマートパイロット)」シリーズのラインアップを強化している。
乗用全自動野菜移植機「PW200Rシリーズ」は、乗用型の野菜移植機において、ヤンマーアグリとして初めて直進アシスト機能を搭載した。RTK-GNSS方式の自動操舵システムを採用し、事前に基準線の A 点・B 点を登録することで、基準線と平行に誤差2~3cmの高精度な作業を行う。うねのないほ場でも、まっすぐ植付けることができる。
さらに、直進アシストトラクターを使用してうね立てをした場合、トラクターの方位角を「PW200R」に入力することで、トラクターと同一の経路作業ができる。また、移植作業をした「PW200R」の方位角をトラクターに入力して、後工程の中耕作業等に利用することもでき、野菜作機械化一貫体系で作業の省力化・高精度化を実現。オペレーターの作業負担を軽減するとともに、操作に不慣れな人でも簡単に高精度な植付けを行うことができる。
商品価格は368万円~456万6100円(税込・メーカー希望小売価格)。詳しくはこちら。