2025年03月03日 12:00

シフトプラスは、都城市と共同開発を行った、ChatGPT/Claude/Geminiなどの生成AIを自治体のLGWAN環境で活用できるシステム「自治体AI zevo(ゼヴォ)」において、新たにウェブ検索機能(β版)をリリースした。
シフトプラスは、Webシステムの提案・設計・構築・保守、および地方自治体向けシステム開発コンサルティング、業務委託サービスを行っている。
「自治体AI zevo」のウェブ検索機能(β版)は、ウェブ検索の結果を活用して生成AIが回答を生成する機能。従来、生成AIは学習時点での知識に基づいて回答を行っていたが、本機能の導入により、最新の情報を反映した回答を提供できるようになる。主な機能と特長は、リアルタイム情報の活用(学習データにない最新情報を検索し、AIが回答を生成)、検索ワードの自動生成(質問内容から最適な検索ワードを生成し、検索を実行)、検索結果の透明性(AIの回答と併せて、検索結果のソースを確認可能)。活用シーンは、最新の政策情報や法改正の把握、災害時の最新情報検索、自治体サービスの最新動向の確認など。
本機能はβ版として提供され、各自治体月100回までの利用制限を設けている。初期設定では「利用禁止」の状態になっており、組織管理者の人は管理画面の「ウェブ検索権限設定」から利用可否を設定できる。今後の運用状況を踏まえ、機能の改善や利用回数制限の調整を行っていく予定だ。