2025年02月28日 16:11

斎藤鐵工所の専務取締役・齊藤雄大さんが、2月20日に東京・大手町で開催された経済産業省中小企業庁主催の「アトツギ甲子園」決勝にて、プレゼンテーションを行った。テーマは「日本の紙づくりの未来を守るための新たな鐵工所業界のビジネスモデル」で、プレゼンタイトルは「製紙機械メンテナンス集団が日本の紙づくりの未来を守る!」。

「アトツギ甲子園」は、中小企業の後継者が既存の経営資源を活かした新規事業アイデアを発表するピッチイベント。今年度の決勝には、全国からエントリーのあった189名の中から、地方大会を勝ち抜いた18名が出場した。本大会では、九州・沖縄、中国・四国、近畿、中部、関東、北海道・東北の6ブロックに分かれて地方大会が開催され、各ブロックの上位3名が決勝大会へ進出。大会では、4分間のプレゼンと6分間の質疑応答を通じ、審査・評価がされた。

齊藤さんは惜しくも受賞には至らなかったが、地場産業である製紙業界を守る為、亡き父からの想いを繋ぐ為、100年企業のアトツギとしての覚悟をもって堂々とピッチを行った。

静岡県富士市はトイレットペーパー生産量日本一を誇る「紙のまち」。齊藤さんは地場産業である製紙業界を守るため、設備面から下支えする鐵工所業界のビジネスモデル変革を熱量高く訴え、現地応援に駆け付けた静岡県の関係者を中心に、多くの聴衆から賛同の声があがった。