2025年02月27日 12:53

Sassorは、同社が運営する情報サイト「グリッド研究所」において提供している電力系統の空き容量情報検索サービス「系統空き容量まとめ」について、対応エリアを全国に拡大した。

Sassorは、エネルギーリソースを分析・制御する技術をもとに、容量市場・需給調整市場を対象としたアグリゲーションサービス「ENES」の開発・提供を行っている。同社は1月に電力ビジネスに関連する情報を発信する情報サイト「グリッド研究所」を立ち上げ、第一弾として「系統空き容量まとめ」を公開した。これまで東京エリアのみを対象としていたが、今回の拡充により、北海道・東北・中部・北陸・関西・中国・四国・九州を含む全国9エリアの空き容量をまとめて確認できる。さらに、前回更新時からの空き容量の差分表示機能も新たに追加し、系統用蓄電池や再生可能エネルギー設備の導入検討に役立つ、タイムリーな情報取得が可能となった。

「グリッド研究所」は、今回提供開始する「系統空き容量まとめ」に加え、今後以下のような情報を拡充予定だ。「VPPビジネス情報」では、仮想発電所(VPP)に関する最新動向や導入事例などのニュースレターを配信。「系統用蓄電池関連情報」では、蓄電池の導入事例や最新技術、法規制の動向をわかりやすく解説。「電力市場の市況情報」では、卸電力取引所(JEPX)や需給調整市場などの市況を分析した記事を掲載する。他にも様々な情報を提供する予定をしており、電力関連ビジネスのプラットフォームサイトとして進化することを目指している。

グリッド研究所