2025年02月25日 09:58

みんがくは、コクヨが展開する「KOKUYO OPEN LAB.」において、技術提供を行った現代の多様な学校教育現場を想定した授業シーンシミュレーションシステムを発表した。
「KOKUYO OPEN LAB.」は、急速に変化する時代における新しい働き方を創出するための実験的な取り組み。本プロジェクトでは、みんがくの教育分野でのAI活用における知見と技術を活かし、多様化する現代の教育環境に対応した授業シーンシミュレーションシステムへの技術提供を担当した。
いま教育現場では、学力レベルや成長ステップの違いを含めて多様な個性を持つ生徒が1クラスに混在しており、教員の人々に個別の対応が求められている。そうした教員の人々の既存サービスでは支援が不足している課題を解決するため、授業シーンシミュレーションシステムの開発に着手した。
授業シーンにおける課題解決に向けて、実際の授業に臨む前の模擬授業の新たな形に着目し、みんがくの教育現場におけるAI利活用の知見をもとに、バーチャル上で中学校および高等学校の教員向け授業シーンシミュレーションサービスのプロトタイプを開発。このサービスは、オンライン上で複数の生徒役のデジタルヒューマンが、教員からの投げかけに対して個別に受け答えをする仕組みを導入している。生徒役はそれぞれ異なる個性を持ち、実際に多様化の進むクラスでの授業シーンをシミュレートすることが可能。実際に教育現場にてプロトタイプの効果検証を行いながら、教員からのフィードバックをもとにさらなる改良を重ねていく予定だ。