2025年02月18日 12:45

ニセコリゾート観光協会、日立製作所、およびタイムルーパーは、2月8日より、共同でJRニセコ駅の観光案内所にてAI観光アバターを活用した観光案内の実証事業を開始した。

ニセコエリアは世界的に有名なスキーリゾートとして、国内外から多くの観光客が訪れる。特に冬季は海外からの旅行者が増加し、観光案内の多言語対応や情報提供の強化が求められている。本実証事業では、ニセコ駅構内観光案内所横にAI観光アバターを導入することで、観光案内の効率化と利便性向上を目指す。

本実証において、ニセコリゾート観光協会は現地運営を担当し、VR活用サービスやAI旅程提案サービスなどを展開している日立製作所が技術提供を行う。タイムルーパーは、日立製作所の委託を受け、AI観光アバターのソリューション提供を担当する。

本ソリューションは複数言語に対応可能だが、本実証期間中は英語と日本語の2言語での提供を予定。今後の拡張に向けたフィードバックを収集しながら、さらなる多言語対応を視野に入れている。また、ニセコのスキー場情報、交通情報、宿泊施設情報、飲食店のおすすめなど、最新の観光情報を提供。AIがユーザーの質問に対して各施設のGoogle Mapのリンクを提供する。さらに、AI観光アバターを通じた対話型の観光案内だけでなく、観光案内所のスタッフと直接会話したいユーザー向けにリアルタイム翻訳機能を導入。言語が異なるスタッフでも外国人観光客の質問を把握し、適切な対応が可能になる。

設置場所は、JRニセコ駅 観光案内所。実施期間は2月8日~3月中旬予定。