2025年02月17日 15:20

Secualは、「Secual Smart Pole」に搭載していたAI画像解析技術を利用し、「Secual AI Camera(セキュアルエーアイカメラ)」サービスとして2月より提供を開始する。
従来まちの中で行き交う人の流れや種別は、交通量調査として行政などが手動でカウントしていた。また、防犯対策に関しては防犯カメラを設置しているものの、警察や地域の人々が防犯パトロールを行うなど、個別で調査した結果を集約してデータ化する必要があった。「Secual AI Camera」はこれらの業務の全てを担い、データの可視化が可能となる。
「Secual AI Camera」では、AI画像解析技術を搭載した専用のエッジ端末でカメラ映像の解析を行い、ダッシュボードで可視化する。提供機能は、「人流データ分析」(混雑度や滞在時間、歩行者の流れを解析)、「属性分析」(歩行者の年齢、性別を推定)、「感情分析」(歩行者の感情を分析。今後順次対応予定)。
同月より聖蹟桜ヶ丘エリアマネジメントが推進する、聖蹟桜ヶ丘エリアのまちづくりプロジェクトに採用された。「Secual AI Camera」が提供する高精度の人流解析機能が、公共空間や商業施設における混雑状況の可視化やエリアの最適活用をサポートすることで、多摩川沿いにある「せいせきカワマチ」エリアにおける賑わいの創出と、商店会連携施策等による回遊性向上の取組効果を検証。聖蹟桜ヶ丘エリアの商店街入口など2カ所に設置し、2月より稼働を開始する。