2025年02月14日 12:41

高末・カインズ・DCMの3社は、2月17日から東海地方の一部地域において店舗共同配送を開始する。

カインズは、29都道府県下に242店舗を展開するホームセンターチェーン。DCMは、全国39都道府県でホームセンター事業を展開している。

総合物流企業の高末と、カインズ、DCMの3社は、働き方改革関連法案の施行によるトラックドライバーの時間外労働における上限規制など、いわゆる「物流2024年、2030年問題」を背景とした、深刻な人手不足やそれに伴う物流の停滞が懸念される中、安定的に商品を供給するための物流網の維持・構築に向けた協議や実験を継続してきた。今回、2024年3月に稼働を開始したカインズ桑名流通センターとDCM大府商品物流センターの両配送拠点が、共同配送の効果を生み出しやすい位置にあり、かつ、ともに高末が配送を受託していることから、今回の共同配送の実現に至った。

今回の共同配送では、カインズとDCMはそれぞれの物流センターから自社の店舗へ納品後、空車のまま、自社の物流センターに戻っていたところを、自社店舗へ納品後、協業相手先の物流センターで商品を積み、協業相手先の店舗へ納品してから、自社の物流センターに戻ることで、空車走行距離・走行時間を短縮し、配送の効率化を実現するとともに、CO₂排出量削減につなげる。

開始日は2月17日。配送地域は、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県。

高末