2025年02月13日 12:54

トリニティ・テクノロジーは、四国銀行との間で、2月10日に業務提携を締結。四国銀行の利用者へ、「おやとこ」「おひさぽ」の提供を行う。

高齢者数の増加と平均寿命の増加が相まって、2020年時点で約630万人の認知症患者は、2050年には1000万人を超えると推計されている。認知症になると預貯金の引き出しや自宅の売却などができなくなる「資産凍結」状態に陥ってしまう。また、2030年には国民総資産の約10%(約200兆円)が認知症患者によって保有されると推計。資産の流動性を著しく棄損することから、資産凍結問題は今や日本が抱える巨大な社会課題となっている。

「おやとこ」は、家族信託の組成コンサルティングを専門家が行うだけにとどまらず、信託契約締結後に信託したお金や資産をアプリで簡単に管理することができる、コンサルティングとSaaSプロダクトを掛け合わせた日本初のサービス。「おやとこ」を通じて、家族信託を全国に正しく普及させることにより資産凍結に悩む人をなくし、日本の巨大な社会課題を解決する。

また「おひさぽ」は、子どもがいない、子どもはいるがあまり面倒をかけたくない等の人々の認知症による資産凍結の課題を解決するために生まれたサービス。資産凍結の課題だけでなく、日々の見守りや生活事務の支援、病院の入院手続き、亡くなった後の葬儀、法事関係、相続、遺品整理などにおける課題も包括的に解決する。